HONDA RS1000 の制作 完成
- 谷口 聡太郎
- 2021年5月7日
- 読了時間: 2分
RS1000が完成しました。

巨大で丸みを帯びたハーフカウルが時代を感じさせますね。
当時の耐久レーサーは空冷だったのでレースが行われる時期や地方でハーフカウルだったりフルカウルだったりしたようです。今回は鈴鹿8耐仕様なので夏の暑さ対策という事で当然のようにハーフカウルです。
市販車でもハーフカウルはカウル車の楽さと非カウル車のエンジンやメカが見えるカッコよさとを併せ持つ良いとこ取りなので私も大好きです。

制作時にフロント周りの写真を撮り忘れたのでここで説明を加えさせていただきます。
フォークは正立タイプです。まだ倒立がないので当たり前ですが。で、アウターチューブに細いパイプが付いています。これはアンチノーズダイブ用の油圧チューブらしいです。当時はブレーキング時の姿勢変化を嫌ってブレーキを掛けたらフォークを沈み難くしてたんですね。今ではフォークを縮めた方が旋回力が上がるので積極的に縮めるようです。こんなとこにも時代の流れが。
ブレーキローターも放熱用の穴が有りません。キャリパーも対向2ポッドかもしかしたら片押し1ポッドの可能性もあります。でも、この当時はディスクブレーキってだけで流石と言われたんでしょうね。タイヤも市販車に比べると極太です。

苦労して作った乾式クラッチのクラッチディスクはいかかでしょうか。画像で僅かに見える程度なので現物では殆ど見えないかもしれません。まあ、隠れキャラだと思えばいいか・・・。
クランクケースカバーのRSCの文字がかっこいいです。
このキットはかなり古いキットの再販だったんですがタミヤは昔から高い技術を持っていたことが良く解りました。最近はハセガワの猛追を受けていますがそれまでは独壇場だったのも頷けます。これよりもう少し後の時代の耐久レーサーも発売して頂きたいものです。
最新作展示室に完成写真を多数掲載しています。良かったらご覧ください。
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